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睡眠障害

Sleeping disorder

要因・背景

不眠といっても、患者様によりさまざまなタイプの睡眠に関する悩みがあります。
その要因には、生活スタイルの多様化、生活リズム乱れ、遅くまでの勤務時間の問題、ストレスやプレッシャー、カフェインやアルコールの影響、コンピューターやスマートフォンのブルーライトの影響等が考えられています。
また、不眠をもたらす疾患も数多くあり、単純に不眠対策をしただけでは根本的な治療にならないため、原因疾患の治療をしっかりしていくことも必要です。

症状

  • 寝つきが悪い
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 熟睡感がない
  • しっかり寝たのに疲れが取れない
  • 遅く寝たのに朝早く目が覚める
  • 昼間の強い眠気
  • 足がムズムズして眠れない など

治療について

長年、BZ系(ベンゾジアゼピン系)睡眠薬が使用されてきました。しかしながら、近年では習慣性や依存性の問題が指摘されています。最近、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が開発・発売されるようになりました。新規で投薬する場合は、非ベンゾジアゼピン系薬から投薬することが推奨されております。残念ながら、すべての方に効果があるわけではなく、悪夢を見るようになって逆につらいという反応もあります。そのような場合はご遠慮なくご報告ください。
高齢者では特に、BZ系睡眠薬のふらつきや物忘れ副作用が出やすいため、治療に工夫が必要です。できるだけ副作用の少ない薬剤を選ぶことはもちろん、抗うつ薬の中に睡眠の改善効果が期待できるものもあり、BZ系睡眠薬に頼らずに睡眠の改善を得られることもあります。
また、生活習慣の見直し、カフェインやアルコールの摂取についての指導、入浴方法・食事の時間の指導、日中の軽い運動なども不眠症の改善につながります。
当院では、生活習慣の見直しや運動指導などのアドバイスと薬物治療を患者様一人一人の状況に合わせて行っております。気になることがございましたら一度ご相談ください。